[Blender]2.71→2.72で気になったとこ

BlenderのVer2.72が正式にリリースされました。
Blenderを使い出して既に何度目かのバージョンアップですがようやく運用になれてきた感じです。
リリースノート見ながら新機能部分についていくつか試しました。

[PieMenuについて]

以前から外部アドオンであったPieMenuが標準でついてくるように。
いざフタを開けるとPieMenuで出せる項目は6種類とかなり寂しい状態。まあ使ったら例えばこんな感じよ?ってことなのか。
というか個人的にはPieMenuのカスタムができるエディターみたいな機能があるのかなと想像してたけど、そこはオープンソースなBlender、そんなユーザーを過保護に甘やかすような事はしないのですね。
じゃあカスタムどうしたらいいの?という事で調べたら現時点で2つほど選択肢がありました。

ひとつは標準のPieMenuじゃないWazouPieMenuを使う。
標準PieMenuの拡張版という感じで無理のある改造などは行ってないっぽく評判良さげ。
かなりの量のメニューをPieMenu化してるんでキーマップの重複は大いにありえそうだけど。
ただキーマップ側で個別のON/OFFが可能だから必要そうなやつだけ生きてる状態にしてやれば便利に使えそうです。

2.72_piemenus
モード切替(tab)を標準のPieMenuとWazouPieMenuで比較した図。
Wazouのほうはてんこ盛り。多段でツリー表示されるのもありました。
8方向使い尽くすと小さい文字盤になるのか・・・

で、もうひとつWazouPieMenuの構成が合わない場合、さらに柔軟性のある選択肢が。
自分で全部設定すればいい。

PieMenu用のテンプレートを使用して、好きなコマンドをあてがった独自仕様のPieMenuを作る方法が説明されてます。
コマンドをコピペして項目を増やし、それが常に実行されるよう定義を加えてるだけっぽいので、これならけっこう簡単にできそう。
大量に作るのは手間だけど、自分がよく使うコマンドだけ集めたメニューとか作ると便利そう。

あとちょっと気になったのはPieMenuの挙動。
PieMenuを出すキーをポンと1回押すとメニューが表示されたままになるんですね。
もう一度どこかクリックすると閉じるんだけど、このポチ、ポチ、という2回の動作はなんとなくしっくりこない。
キーを押しっぱなしにしつつマウスを動かして、狙ったとこにマウスカーソルがある状態でキーを離すとしっくりきます。

[その他]

・ボリュームとSSSがGPUでレンダリングできるようになった。SSSは完全統合とまではいってないみたいだけど試したらできた。
・FreeStyleがCyclesに統合されて設定項目とかえらい様子が変わってる。ノードベースで扱えるとかなんか新しい使い方もありそうな予感。自分ではあまり使わないんだけどFreeStyleはBlenderのアドバンテージのひとつだと思えるくらい多機能。
UVのコピペ! そう今までなかったのだ・・・
・あまり使ってなかったけどテクスチャペイントの機能も増えてブラシがよくなってきてるっぽい。ベイクとの併用でなんか新しい使い方を考えてみたい。

個人的にずっと気になってるアウトライナーの仕様とかテクスチャ、マテリアル含むアセット管理的なこととかそういうのは大台いかないと変わりそうもないかなあという気がしてきた。
ただ映画規模のプロジェクトであるgooseberryでblenderのパイプラインの強化なんかも考えているようなのでアセット管理みたいなとこも強化されてくのを期待したいけど。

ほとんどPieMenuの話になったけどFreeStyleとテクスチャペイントは別の時にまた書こうと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - [Blender]2.71→2.72で気になったとこ
Share on Facebook

色んなソフトでパース定規や手ブレ補正が使えるLazyNezumiPro

しばらく使ってみて常用しそうなのと、最近日本語化されたようなのでLazyNezumiProというソフトのことを書きます。
LazyNezumiProはマウスやタブレットペンの動きを補助してくれるグラフィック用ツールで、ペイントソフトと合わせて使うことで描線補正や筆圧コントロールなど色々な用途に使えます。
30日試用できるフリー版と35ドルのPro版(学生版は20ドル)があり、今のところ残念ながらWindows専用です。(32bit/64bit対応)

LZN_ss
ツールパレット。グラフなど細かいパラメータ微調整が可能らしいけど使ってないのでよくわかりmせん。

使用手順がPhotoshopとそれ以外のソフトで勝手が違ってきます。

ツールの動かし方(Photoshopの場合)

・LazyNezumiPro(以下LZN)インストール時、Photoshopがある場合プラグインへのパスを指定することでプラグインがインストールされます。

・Photoshopを起動すると一緒にLZNのウィンドウが立ち上がります。(同時起動、同時終了はオプションでON/OFF可)ただしPhotoshop内のパネルにドッキングさせるとかはできず、単にPhotoshop用に立ち上がってるだけっぽい。

ツールの動かし方(Photoshop以外の場合)

・使いたいソフトとLZNをそれぞれ立ち上げる

・LZNの「ファイル→窓をフック」かCtrl+F3を押して、LZNを使いたいソフトのウィンドウにマウスやペンを持っていってフォーカスする。3秒くらいで赤い枠が点滅すればフック完了、そのソフトウェア上でLZNが効くようになる。

・終了するときはやはりそれぞれに終了させる。

別個のアプリを連動させるのは億劫ではあるんだけど、ショートカットキーも用意されてるんでCtrl+F3でフック、Ctrl+F2でON/OFFという感じで慣れればそれほど邪魔くさくもないです。

あとどんなソフトで使えるのかだけど公式のFAQでは

・Photoshopのほとんどのバージョンでテストしてる。

・ウィンドウフックで使えるのはFlash , Illustrator , MSPaint , Krita , Gimp , TwistedBrush , Zbrush , 3D-Coat , Sculptris , PaintToolSAI , Mypaint , Paint.net , OpenCanvas , ArtRage , Sketchbook , Inkscape , Mari , MangaStudio , etc…とのこと。

自分の手持ちソフトで試したところ、
Kritaやイラストレーター、ZbrushなんかはOK(Zbrushは元々LazyMouseついてるけど)
LZN(ver14.9.26.2138)とSAI(ver1.2.0)の組み合わせだとマウスでは動くけどペンタブレットは反応せずうまくフックできなかったです。僕はPhotoshopで使えれば後はまあいいやという感じなので細かくは調べてないですが、使いたいソフトとの組み合わせはチェックする必要がありそう。
(ちなみにBlenderで試してみたら一瞬できたけど、そっから他モードに移行できなくなってまともに使えなかった…)

どんなことができるか

大まかに言うと
・描線の補正
・筆圧の補正
・定規
あとプリセットには応用的なものとしてノイズがかかった描線とか回転しながらかける線とか、パース定規なんかがあります。
以下具体例

LZN_lazy
プリセットの”Lazy mouse”
たるみのあるガイド線を引っ張るように引くことで滑らかな線がすごく描きやすくなる。んー、文章で一番わかりづらいかもしれない。Zbrush使う人なら同じ機能あるのでピンとくるかと思うけど。
ガイドはロープみたいになっていてその長さも調整可能。で、このロープのはじっこを持って引っ張り、反対側のはじっこから実線が描かれていく、という…これだけできれいな線が引ける。
この機能ってどのソフトからはじまったんでしょうね。僕はZbrushではじめて知ったけどけっこう気持ちよくて好きです。

LZN_massive
プリセットの”massive smooth”
Lazymouseのガイドを短くした感じのプリセットなんだけどなかなか絶妙な効き方で、フリーハンドとあまり変わらない感覚で描きつつ、線はしっかり滑らかになる感じ。Photoshopで線を描くときによくツルっと滑ったりブレちゃったりなるのをうまい具合に減らしてくれる。
左がONの状態で右がOFFの状態ですが描線がだいぶシュっとしてるのわかるでしょうか。

LZN_ellipse
プリセット”concentric ellipse”
サイズが自由に変えられる円定規。楕円にもできて中心点も動かせる。
これで半径決め手大きめのテクスチャブラスでザザっと塗ると円盤状に質感が簡単につけられたりします。
円のアウトラインだけじゃなく円心状にラインが描けるタイプのもあり。

LZN_pers
プリセット”perspective”
パース定規。消失点/水平ラインの移動ができ、各方向パース効いた状態の線が引けます。
各方向のガイド線に自動スナップするけど、ガイド線自体を動かしながら描くことになるのでちょっとコツはいるかも。

ほかにも面白い形の描線パターンをブラシ型のように使ったり、筆圧コントロールで荒い描線を表現したりなどプリセットだけでも色々入ってる。またパラメータについては一部数式を使ったりもできるので実用度はともかくバリエーションは豊富かと思われます。

使った感想

僕は純粋な絵描きではないんだけどペンタブはずっと使っていて、でも紙で描いたときはもうちょっときれいな線がかけるんだけどなと感じてた部分がかなり改善されました。単純にきれいな線ならペンツールやイラストレーター使うんだけど、そうじゃなくフリーハンドでほどよく補正してくれるmassivesmoothあたりがちょうどいいです。
手法に寄るけど絵が上手い人ほどこういった補正は邪魔になるかもしれません。マンガとかアニメ絵の人とかフリーハンドでめっちゃきれいな線かいちゃうし。

パース定規的であたり取るのやレイアウトに便利。円型のもパターンやテクスチャなど描くときに楽です。
ちなみに自分は3DCGメインなのでテクスチャを描く作業が多く、そういう作業にも定規系の機能が効いてくる気がします。
純粋に絵を描く作業というより切り貼り含めたデザイン作業に合いそうという印象。

あと(今のところ)開発のアップデートが頻繁で、パース定規も比較的最近つけられた機能です。
この先どういった機能がつくかはわからないけど元気よくリリースされていってるので期待できる。

気になった点

Photoshopとの組み合わせだと文句ないんだけど、SAIも持ってるのでそっちでの使い分け考えると微妙な点もなくはない。
SAIは元々描き味もいいのでシュっとした線は描きやすく手ブレ補正もある。Lazymouseみたいなコントロールはできないけどペン入れというベクターレイヤーもあったりする。しかも、開発中のSAI2ではパース定規や直線、円形定規などもつく予定で、これ開発進捗版をいじってみたんだけど円定規とかパース定規とかLZNより描きやすかった…
SAIの値段が5,400円でSAI2のリリースもいつになるかわからないので同等に比較はできないんだけど、んー、カブってんな、という気はします。
こうやって真面目に考えるとそこそこニッチなツールって気もしてきたけど、Photoshopでやる作業の補助として助かるわ~って実感はあるのえーっと条件次第ではオススメです、ということで。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 色んなソフトでパース定規や手ブレ補正が使えるLazyNezumiPro
Share on Facebook

iPhone6のカメラ性能が良さそうでなぜか少し寂しい

そこそこカメラ好きなんですがiPhoneを新しくするたびにコンデジとの使い分けボーダーが曖昧になってきてます。
iPhone6と6plusが発表されたばかりですが、僕の中では今欲しいコンデジとiPhone6の間で揺れ動いてます。デジカメ周りのニュースを見てると面白そうな製品もちらほら出てきてるし色々悩ましいです。なんか動向が面白い時期ではあるよなと思うのでいくつか気になったニュースをピックアップしてみました。

LUMIX CM1インプレ。1型2000万画素センサのカメラと高性能スマホを高水準で両立

つい先日発表されたほとんどデジカメという感じのAndroidスマートフォン。
カメラ部分は28mm/F2.8というそこそこの明るさ+広角の単焦点。センサーは1型でデジカメとして見た場合もすくなくとも安物ではないよなというスペック。
デジカメ&スマートフォン両方ともガチ。でも値段高そう。
panasonicといえば動画系の性能が気になるところで、(panasonicとしてはオシャレに使って欲しいだろうけど)アプリ展開次第で動画用変態機種として大きく化けたりしないかなとか期待してしまいます。

“レンズだけカメラ”の進化形、“マウントだけカメラ”「ILCE-QX1」

レンズのみデジカメのQXシリーズからレンズ交換式が10月に登場。もはやセンサーを売ってますみたいな感じ。モニタはWifiかNFCでスマートフォンと繋げて使ってねとのこと。本体はシャッターくらいしかないみたいなんでちょっと操作がめんどくさそうな気もするけど。
あと老舗のカメラメーカーだと変にプライド高くてブランドイメージもあるだろうしこういうの出すのは勇気いりそうだけど、そこはソニーって感じでいいですね。面白い。

QV-10への回帰!? カシオの分離型防水デジカメ「EX-FR10」

でた。カシオ。変態度高め。
ディスプレイ部分とカメラレンズ部分が分離合体できる、本体デザインも男の子受けしそうなメカメカしさでこの辺のデザイン、カシオはブレがない。しかしソニーのQXもそうだけど分離型って超フリーアングルできちゃうんだけど手ブレが激しくなりそうなのが気になるといえば気になる。

やっぱりカメラ面白いよなー。各社デジカメの新しい提案みたいなことを考えてるんですね。面白いのはスマートフォンと仲良くくっつけよう、みたいなのもあれば独自路線のものもあったりで、この辺がメーカーの個性って感じもします。この中で欲しい機種があるかと聞かれたらSONYのQX1がちょっと気になるってくらいだけど、そうだよなーいつまでもカメラカメラしてらんないよなあ、とか考えさせられます。

でここからはiPhone6の情報。

iPhone6Plusで撮られた動画が美しすぎる。iPhone 5SとiPhone 6 Plusの比較映像を見て、あなたはハッと息を飲む。

記事内で紹介されてるiPhone5sとiPhone6plusでの比較動画や写真を上げてるサイトのムービーはけっこうわかりやすかったです。
撮影場所が絶景の多いアイスランドってとこがもうずるいやんて気もするけど、それにしてもiPhone6Plusで撮られた映像はかなり美しい。iPhone5sでもきれいなので6自体にインパクトがあるってほどではないけど、僕の場合iPhone5で止まってるせいか改めてiPhoneのムービー、けっこういけるよなと感じました。

それとそれと、iPhoneのカメラというとこれから最も期待したい点としてこんな記事が。

ついにiPhoneのカメラがマニュアル操作可能に―アプリはその名もManualがオススメ

iOSの話でiPhone6に限った話ではないんだけど、iOS8ではカメラ機能の多くをアプリ開発者側開放するとのこと。

iOS 8は、フォーカス、シャッター速度、ホワイトバランス、標準グレーカード、 ISO(フィルム時代の「感度」に相当)、露出、逆光補正などなどカメラに関する多くコントロール項目を開放した。これによってデベロッパーはiPhone向けの本格的なカメラアプリを開発することが可能になった。

逆に今までそこらへんブラックボックスだったの?とも思ってしまうけどこれはこれからのカメラアプリ期待大です。
記事内ではオススメのカメラアプリとしてManualというアプリを紹介してるんだけどスクリーンショットで確かにシャッタースピードの選択などしてるっぽい。っぽい、というのは自分はまだiOS8に上げてないから試せない…
とにかくこうなってくるとマニュアル系のカメラアプリがどんどん出てくれる事に期待。

で、iPhone6は本体大きくなっちゃったしそこまで惹かれるものはないんだけど、カメラ周りはやっぱ良さそう。特にplusのほうは光学手ブレ補正もついてて良い。でもplusの大きさ考えたらそれならデジカメ持ってきますって思う。なのでiPhone6になる。iPhone6にする理由のほとんどがカメラの性能アップだとしたら、一度コンデジはもう使わないって決めてしまうのもスッキリするかもしれない。なんか寂しい気もするけど…

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - iPhone6のカメラ性能が良さそうでなぜか少し寂しい
Share on Facebook

[blender]カメラマッピング

あーせっかくblenderにコンポジットあるしなんか合成したい。
ということでcyclesでやろうとしてみたらなんかけっこう悩みました。
テーマとしては以下2点

・合成工程含めてできるだけblender内で完結させる
・クオリティよりはお手軽さを重視した方法の模索

具体的には
CGモデル(実写素材を簡易IBLとして使う感じで)
+
影成分(影とAO)
+
実写素材

みたいなシンプルな合成をやってみようと。
そして先に結論から言うと影成分のコントロールが難しくて、結局一発ポン出しではいい感じの抽出ができなかった。
なので今回はカメラマップまでと中途なまとめ。対応するバージョンは2.71です。

まずは合成する背景側、実写素材の用意だけど今回は静止画で写真を適当に探してきた。
(CCライセンスで探すときはhttp://search.creativecommons.orgなんか便利。)
光源がわかりやすくパースが拾いやすいものを見つけてきた。(ただあまりにも広角でマッピングしづらいことに後で気づく。先に気づけ。)

room
合成の背景となる実写素材。パースが超わかりやすい。

で、素材用意できたらパース合わせの作業からはじめる。
まずはblenderのバックグラウンドイメージを使ってカメラに写真素材を貼り付けるとこから。

backgroundimage
バックグラウンドイメージの設定は”n”キーで出るプロパティ欄の中にある。赤枠内。

カメラビューにするとカメラ内に画像が表示されてる。これを見ながらblender側のパースを合わせ込む。
(あとこの時レンダリング設定の解像度や縦横比なども素材側と合わせておく)

cammap01
ボックスを1個置いてカメラをぐりぐり動かし適当に合わせてるとこ。

このパース合わせの作業、blenderのことだからきっとなんか便利なアドオンとかあるんじゃないかナーと思って探してみたらやっぱりあった。ということでちょっと寄り道。

BLAMというアドオンを使うことでカメラマップの位置合わせが簡単になるらしい。(ダウンロードhttps://github.com/stuffmatic/blam
使い方としては…

・BLAMをインストール
・MovieClipEditor画面を出す
・メニューの”Open”で合わせこみたい素材を読み込み。(ムービーじゃなく静止画でも読み込めるので今回は使う写真素材をよみこんだ。)
(静止画だと0,1フレームにしか画像表示されないので注意)
・GreasePencilでレイヤーを2個作る。
・ひとつをX軸、もうひとつをY軸と仮定して画像の上にアタリ線を引く(軸を限定すればいいのでX,Z軸でもY,Z軸でもいい)
・ツールシェルフの中にある”Static Camera Calibration”(画像:黄色い枠の中)でGreasePencilのふたつのレイヤーがそれぞれどの軸の線を引いたものか指定する。
・”Calibrate active camera”を押すとカメラの位置とアングルが自動で変更されてるので3Dビューで確認。
ボックスを置いてみてカメラの視界に入るように位置を動かしていくとだいたい合ってた。

blam_ss
不明点
・レンズ(FocalLength)の値も変わってたけど合致はしてなかった(画像は18mmのはずだけど12.5mmになってた)
・ワールド座標の0,0,0点を捉えるようにするにはどうすればいいかわからない。できないのかもしれない
・他の設定(1点透視と2点透視の切り替え、”OpticalCenter”の設定)はよくわからない

とりあえず簡単にアングル出しできるのは便利っぽい。

話を戻して合成させる絵とワールドのパースがだいたい合ったとします。
次は画像の中にある物体をモデリングして位置が合うようにレイアウトしていく。
カメラを動かすなら手前にあるテーブルくらいは別モデルにしたほうが良さそうだけど今回は部屋形状のボックスのみ。部屋の手前側の面だけ邪魔なので消しておく。
ボックスの大きさ、位置など決まったらUV展開をかける。この時”Project From View”にすることでカメラからの見た目、見たままをプロジェクションした状態でUV展開がされる。

proj_ss
左がUVエディター。(広角なので外側はえらいことになってるけど見きれるので無視)

これでボックスに写真素材の貼り付けが可能になるのでマテリアルを作りテクスチャに写真素材を選択する。
この時わかったんだけどボックスのポリゴン面積が大きいとテクスチャの歪みが酷かった。なので適度にポリゴン分割している。
cammap02
けっこうグチャってるけどカメラから見える範囲はまっすぐマッピングされてる状態。

これでレイアウト環境は整ったので、次は合成させたいモデルを用意する。

cammap_render01
blender猿に2,3回サブディビかけたものを浮かせてみた。
写真素材の色味をそのままIBLぽく使おうと思ったのでボックスのマテリアルをエミッションにして光源として使用している。
んだけど、なんかこういまいち…真上からの光はもっと強く影響ないと壁面の凸凹に落ちてる影の濃さと全然合わないな~。
ただ補助のライトなど少し足してやればそこそこ馴染むのではという気はする。

で、ここからはコンポジット含めてあれこれ試行錯誤が続くんだけどデータもぐちゃぐちゃになったので割愛。影もレンダーパスでshadow,AOとそれぞれ出してポスト合成とかしたけどいまいちだったので、影を分けての合成はまた別の題材で試すことにして、最終的に絵としてはここまで。

cammap_render02
おまけ。トップにライト1灯増やして壁面への影を濃くしてみた画像。(ぶれんだ猿は映りこみを見るためテカテカ金属にされた)

アニメーションするとこんな感じ。
YouTube Preview Image

アニメーションさせてわかったけど影部分のノイズがカメラの動きに対して静止していてすごい浮いちゃってる。
これはなんか解決方法あるんだろうか。

まあ色々と不完全燃焼ではあるけどとりあえず今回はここまで。
影成分をうまく作ること、それを合成でいい感じになじませる方法は模索が必要そう。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - [blender]カメラマッピング
Share on Facebook

ELECTRIBEの新機種が!だが。

こちらたまに更新すればCGネタ(というかBlenderネタ)ばかりのブログなんだけど、元々興味が向きやすいジャンルとしては趣味としての音楽制作のほうがウエイトが大きくてですね。波はあるんだけどけっこうちょこちょこと機材やソフトウェアを買って遊んでたりします。

で、最近だとiPhoneやiPad用の音楽ソフトが熱くて、その辺の話なんか書いてみたいナーとか思いつつ今回はELECTRIBEの新しい製品の話。

ELECTRIBEといえばある種の人達が反応せずにいられないKORGの名ハードです。僕もELECTRIBEにはけっこう思い入れがあって初代のER-1,EA-1,ES-1を揃えて遊び倒した思い出があり、いわゆる打ち込み系、DTM/DAWにハマっていったきっかけでもあるシリーズなんですね。
そんなELECTRIBEの新製品ということでせっかくなのでまずはこれまでのシリーズを振り返ってみます。

ER1

EA1

ES1

初代ELECTRIBE御三家。上からER1,EA1,ES1

ER-1はリズム、EA-1はシンセ、ES-1はサンプラーとそれぞれ役割がハッキリしてるのが特徴。中でもER-1の音はめちゃ良い。

改めて調べてわかったけどER-1とEA-1が出たのが1999年でこれ書いてるのが2014年なんでなんと15年前とのこと。ES-1はその翌年に出て、さらに次の年にEM-1という機種が出てる。
ちなみに記録メディアが今はすっかり姿を見なくなったスマートメディアてのも時代を感じる。

ともかく自分にはELECTRIBEといえばこの三機種。(というか他のはほとんど使ったことない。)デザイン今見るとちょっと野暮ったいけどツマミの感じ、レイアウト、完成度がすごく高い。
特にER-1は音が良い上にリアルタイムにぐりぐりできるツマミが多くて、いじっていて楽しいしルズムループ作る上で実用性も高い。
ただしジャンルとしての得手不得手はあって、音源強化という意味でもこの後さらなる進化をとげます。

emx
esx

で、数年後出たEMXESX

パッと見でわかるように真空管が入ってる。
音源もVAだけじゃなくPCMとか色々増え、ダンス系にも強くなったり統合環境ぽさが出てくる。(同時期に初代のバージョンアップ版であるmkⅡシリーズも出てますね)

こいつはかなり人気があって後ほどSDカード版とかも出てますから現役感バリバリ。
ただ僕にはちょっとこういった方向の進化はピンとこなかった。
例えると細マッチョだからかっこよかったのにガチで筋肉ムキムキになっちゃって正直ちょっと引いたわ…みたいな感じだった。

ここで一旦ELECTRIBEシリーズの歴史は小休止。そしてユーザーの間ではELECTRIBEシリーズでリアルタイムに「演奏」するというスタイルが盛り上がっていき、youtubeでelectribeと検索すれば山のように色々な演奏をしてる動画が出てくるようになる。
こんなにファンがいるんだからKORGも新しいの出さないかな、と待ち焦がれていたら時代の流れもあってか意外な方向から新しい展開をしてきた。

ielectribe

iPadアプリのiELECTRIBE

出たときにはお~っと思った。中身的にはRの音源、シーケンサーを移植したもので、さらにエフェクトの種類を増やしたりしている。iPadも持っていたのでこれは即購入。

しかし、、ファイルブラウズが楽になったり良いところも色々あるんだけど、やはりツマミがバーチャルになっちゃうのが残念で思ったより熱中できない。やっぱELECTRIBEはハードじゃないとなと再認識した。

ielectribe_gorillaz

ちなみにiPad版でこんなのも出てる。GORILLASがアルバムで使った音が入ってるコラボ版iELECTRIBE

とまあ、ざっくりとELECTIRBEシリーズの歴史はこんなところ。
シリーズ通して基本的にはある程度コスパよく、カジュアルにも楽しめる音楽機材というポジションかなと思います。

ここ数年のKORGはiPad用の製品をかなり本気で出したり、ハードでもmonotribeとかVOLCAシリーズでアナログ音源を乗せたガジェットぽい製品を出したり、ソフト、ハード両面で面白い展開をしてるんだけど、肝心のELECTRIBEは出てなかったんだよね。
そこへきてついに「ELECTRIBE」の名を冠する製品が発表されたわけなんでこれはもう期待せずにいられないわけです。

で、ようやく本題の新しいELECTRIBE、いやelectribeのページをチェック。

……

………

…………
electribe

ジャーーン!これが新しいelectribe! 

…ん?

ほー…

んー…なんか、地味? 地味じゃない?
どうしたの?なんか大人しくなってない?この夏なんかあった?ちょっと背伸びしてない?

と言いたくなるくらい渋めな見た目できました。相変わらず光るとこは多そうだけど雰囲気としてはえらい落ち着きましたね。
名前にはRもAもついてない。無印で「electribe」だけなんですけど自信アリってことかな。
仕様を見るとVAとPCM音源が入ってるぽい。音階などもパッドで入力できるらしいんでRとAが混ざった感じ、つまりEMXを正当進化させた感じ?

価格は54,000円らしい。うーん。これはELECTRIBE好きとはいえちょっと悩ましい価格設定…

例えばだけどこれに1.6万ほど足すとNIのMASCHINE MK2が買えたりする。(2014年9月時点)
さらにいうとEMX-SDも中古市場でよく見かけるが物によっては4万切る価格で買える。
さすがにEMXとの比較だと新しいものを新品で、となるかもだけど、正直NIのMASCHINEとの比較は悩ましい。

MASCHINEなんか単独で使うものじゃないし設計思想が全然違う、別物でしょ、と言われたらもちろんそうなんだけど、いざお財布開くこと考えるとMASCHINEみたいな機材も気になってくる価格帯ではある。こういう迷い方しだすとロクなことないんだけどね。

ELECTRIBEのよい所って光るLEDをたよりに画面なんか見ずにツマミに集中できるとこだから、MASCHINEみたいなタイプの機材とは全然別物なんだよな。
ただKORGもその辺は当然意識してるだろうし、だからこそAbletonLiveと連携させるとか、電池駆動をわざわざ実装してるのかもしれない。
サイズや重量みても、単体で持ち運びいじって遊ぶということが想像しやすいことは確かですね。
あ、そうそうelectribe samplerも同時に発表されてるだった。

electribe_sampler

…見た目変わんね~。

見た目見た目って機材は見た目じゃないだろって話もあるんだけど、ELECTRIBEに限っては重要なのだとこっそり言いたいとこなんですね。

サンプラー部はそこそこのスペック。プラスちょっとVA音源も入ってるっぽい。
発売時期はelectribeが11月でsamplerのほうは来年らしい。へー。こっちはひょっとしてPC側でのサンプル管理、エディターなんかも考慮してくるかな?

なにやら最初のテンションからぐぐっと渋い態度になってしまったけど、ELECTRIBEシリーズがハードとして続くことは本当に嬉しいのです。
ただルックスが思った以上に落ち着いてしまった点と、機能を無難めに固めてきた印象があり、、あとは音次第かなー。ということで期待してる!

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - ELECTRIBEの新機種が!だが。
Share on Facebook