ELECTRIBEの新機種が!だが。

こちらたまに更新すればCGネタ(というかBlenderネタ)ばかりのブログなんだけど、元々興味が向きやすいジャンルとしては趣味としての音楽制作のほうがウエイトが大きくてですね。波はあるんだけどけっこうちょこちょこと機材やソフトウェアを買って遊んでたりします。

で、最近だとiPhoneやiPad用の音楽ソフトが熱くて、その辺の話なんか書いてみたいナーとか思いつつ今回はELECTRIBEの新しい製品の話。

ELECTRIBEといえばある種の人達が反応せずにいられないKORGの名ハードです。僕もELECTRIBEにはけっこう思い入れがあって初代のER-1,EA-1,ES-1を揃えて遊び倒した思い出があり、いわゆる打ち込み系、DTM/DAWにハマっていったきっかけでもあるシリーズなんですね。
そんなELECTRIBEの新製品ということでせっかくなのでまずはこれまでのシリーズを振り返ってみます。

ER1

EA1

ES1

初代ELECTRIBE御三家。上からER1,EA1,ES1

ER-1はリズム、EA-1はシンセ、ES-1はサンプラーとそれぞれ役割がハッキリしてるのが特徴。中でもER-1の音はめちゃ良い。

改めて調べてわかったけどER-1とEA-1が出たのが1999年でこれ書いてるのが2014年なんでなんと15年前とのこと。ES-1はその翌年に出て、さらに次の年にEM-1という機種が出てる。
ちなみに記録メディアが今はすっかり姿を見なくなったスマートメディアてのも時代を感じる。

ともかく自分にはELECTRIBEといえばこの三機種。(というか他のはほとんど使ったことない。)デザイン今見るとちょっと野暮ったいけどツマミの感じ、レイアウト、完成度がすごく高い。
特にER-1は音が良い上にリアルタイムにぐりぐりできるツマミが多くて、いじっていて楽しいしルズムループ作る上で実用性も高い。
ただしジャンルとしての得手不得手はあって、音源強化という意味でもこの後さらなる進化をとげます。

emx
esx

で、数年後出たEMXESX

パッと見でわかるように真空管が入ってる。
音源もVAだけじゃなくPCMとか色々増え、ダンス系にも強くなったり統合環境ぽさが出てくる。(同時期に初代のバージョンアップ版であるmkⅡシリーズも出てますね)

こいつはかなり人気があって後ほどSDカード版とかも出てますから現役感バリバリ。
ただ僕にはちょっとこういった方向の進化はピンとこなかった。
例えると細マッチョだからかっこよかったのにガチで筋肉ムキムキになっちゃって正直ちょっと引いたわ…みたいな感じだった。

ここで一旦ELECTRIBEシリーズの歴史は小休止。そしてユーザーの間ではELECTRIBEシリーズでリアルタイムに「演奏」するというスタイルが盛り上がっていき、youtubeでelectribeと検索すれば山のように色々な演奏をしてる動画が出てくるようになる。
こんなにファンがいるんだからKORGも新しいの出さないかな、と待ち焦がれていたら時代の流れもあってか意外な方向から新しい展開をしてきた。

ielectribe

iPadアプリのiELECTRIBE

出たときにはお~っと思った。中身的にはRの音源、シーケンサーを移植したもので、さらにエフェクトの種類を増やしたりしている。iPadも持っていたのでこれは即購入。

しかし、、ファイルブラウズが楽になったり良いところも色々あるんだけど、やはりツマミがバーチャルになっちゃうのが残念で思ったより熱中できない。やっぱELECTRIBEはハードじゃないとなと再認識した。

ielectribe_gorillaz

ちなみにiPad版でこんなのも出てる。GORILLASがアルバムで使った音が入ってるコラボ版iELECTRIBE

とまあ、ざっくりとELECTIRBEシリーズの歴史はこんなところ。
シリーズ通して基本的にはある程度コスパよく、カジュアルにも楽しめる音楽機材というポジションかなと思います。

ここ数年のKORGはiPad用の製品をかなり本気で出したり、ハードでもmonotribeとかVOLCAシリーズでアナログ音源を乗せたガジェットぽい製品を出したり、ソフト、ハード両面で面白い展開をしてるんだけど、肝心のELECTRIBEは出てなかったんだよね。
そこへきてついに「ELECTRIBE」の名を冠する製品が発表されたわけなんでこれはもう期待せずにいられないわけです。

で、ようやく本題の新しいELECTRIBE、いやelectribeのページをチェック。

……

………

…………
electribe

ジャーーン!これが新しいelectribe! 

…ん?

ほー…

んー…なんか、地味? 地味じゃない?
どうしたの?なんか大人しくなってない?この夏なんかあった?ちょっと背伸びしてない?

と言いたくなるくらい渋めな見た目できました。相変わらず光るとこは多そうだけど雰囲気としてはえらい落ち着きましたね。
名前にはRもAもついてない。無印で「electribe」だけなんですけど自信アリってことかな。
仕様を見るとVAとPCM音源が入ってるぽい。音階などもパッドで入力できるらしいんでRとAが混ざった感じ、つまりEMXを正当進化させた感じ?

価格は54,000円らしい。うーん。これはELECTRIBE好きとはいえちょっと悩ましい価格設定…

例えばだけどこれに1.6万ほど足すとNIのMASCHINE MK2が買えたりする。(2014年9月時点)
さらにいうとEMX-SDも中古市場でよく見かけるが物によっては4万切る価格で買える。
さすがにEMXとの比較だと新しいものを新品で、となるかもだけど、正直NIのMASCHINEとの比較は悩ましい。

MASCHINEなんか単独で使うものじゃないし設計思想が全然違う、別物でしょ、と言われたらもちろんそうなんだけど、いざお財布開くこと考えるとMASCHINEみたいな機材も気になってくる価格帯ではある。こういう迷い方しだすとロクなことないんだけどね。

ELECTRIBEのよい所って光るLEDをたよりに画面なんか見ずにツマミに集中できるとこだから、MASCHINEみたいなタイプの機材とは全然別物なんだよな。
ただKORGもその辺は当然意識してるだろうし、だからこそAbletonLiveと連携させるとか、電池駆動をわざわざ実装してるのかもしれない。
サイズや重量みても、単体で持ち運びいじって遊ぶということが想像しやすいことは確かですね。
あ、そうそうelectribe samplerも同時に発表されてるだった。

electribe_sampler

…見た目変わんね~。

見た目見た目って機材は見た目じゃないだろって話もあるんだけど、ELECTRIBEに限っては重要なのだとこっそり言いたいとこなんですね。

サンプラー部はそこそこのスペック。プラスちょっとVA音源も入ってるっぽい。
発売時期はelectribeが11月でsamplerのほうは来年らしい。へー。こっちはひょっとしてPC側でのサンプル管理、エディターなんかも考慮してくるかな?

なにやら最初のテンションからぐぐっと渋い態度になってしまったけど、ELECTRIBEシリーズがハードとして続くことは本当に嬉しいのです。
ただルックスが思った以上に落ち着いてしまった点と、機能を無難めに固めてきた印象があり、、あとは音次第かなー。ということで期待してる!


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